【インプラントメインテナンスのすべて 後編】

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こんにちは!DEBUOJI DEATH!!!  (´∀`∩)↑age↑(´∀`∩)↑age↑(´∀`∩)↑age↑

前回はインプラントの定期的メインテナンスについて中編としてご説明させていただきました。

今回は、定期メインテナンスにある不具合について、日本口腔インプラント学会・日本歯周病学会によるインプラントのメインテナンスに関する学会見解を皆さんにもわかりやすい言葉にしてご説明していきますね。

インプラント周囲粘膜炎

インプラント周囲の歯肉を元の状態に戻すことができるレベルの炎症だけが起こっており、インプラントを周囲の骨が吸収していない状態です。
この場合は、ブラッシング等の口腔衛生指導を医院さんでしてもらい,フィクスチャー部分の清掃や洗浄,あとは抗生物質等の薬で治療をします。
粘膜炎の場合、この場合は、メインテナンスの来院期間の間隔が短くなります。
また、硬い歯肉が不足していた場合は移植手術をする場合もあります。
被せ物に原因がある場合はは、噛み合わせの調整や形の調整をされますし、歯ぎしりや強いかみしめ癖がある方は被せ物に影響が出やすい為予防と対策等もされるかもしれません。

インプラント周囲炎

インプラント周囲の骨が吸収し,固定が失われてしまい修復することができない炎症のことを指します。まずは、周囲粘膜炎同様の処置を行います。
またインプラントに負担がかからないように噛み合わせの調整や、歯ぎしりへの対応調整を行います。
外科手術には適応に応じ汚染されたインプラント体表表面を処置できるよう剥離し手術を行う場合や、再生療法を行う。また、汚染されたインプラント体表面 の洗浄には、インプラントと同じ金属である純チタン製の器具や,専用の機械を使い処置されます。

今までの対応は、インプラントのフィクスチャー部分の処置でしたが、ここからは被せ物の不具合に対応する場合の処置に対してご説明します。

被せ物の不具合に対応する場合の処置

  •  インプラント体とアバットメント、被せ物の3パーツを止めているねじが緩んでいたり、破折していた場合

この場合、ナイトガードをつけたり、,補綴装置の再製作やインプラントの追加,嚙み合わせ調整を行うことで噛み合わせる力の分散を行います。

嚙合わせるが強かったり、歯ぎしりが強さが原因となります。

  • 被せ物が欠けた

嚙合わせるが強かったり、歯ぎしりが強い場合に加え、被せ物の設計が原因となります。

ナイトガードをつけたり、噛み合わせの調整を行います。早い段階での被せ物の欠けであれば、再チェックで対応できます。

  • 対合歯の損傷

強すぎる嚙合わせる力や、歯ぎしり,噛み合わせ調整がうまくできていなかった場合に起こります。インプラント治療した歯の反対側の歯に強い不可がかかることが原因です。

根っこの治療を行っている歯であれば特にその可能性があります。

対処方法としては、噛み合わせの調整です。

  • フィクスチャーの上にアバットメントを置く面が汚れている。

上部の被せ物がうまく合っていない場合、あるいは強い力がかかることによって不適合がある、かぶせものとアバットメントのギャップの存在している可能性が原因として挙げられます。

ネジの緩みが先に起こっているようであれば,噛み合わせの調整や、かぶせもの等の再作成を行われます。

  • 隣の歯との間に隙間がある

食べかす等は、歯あるいはインプラント周囲の歯肉環境が悪化するので,適切なコンタクトの適正な回復を行う.

  • 被せ物の反対の歯と当たる部分が摩耗している

歯ぎしりや硬い食べ物を多く食べることにより噛み合わせ面がすり減ることが起こります。
すり減ることにより.補綴装置の破損が起きてしまったり,顎関節症になってしまうこともある。

ナイトガードをつけたり,被せ物を再作成することにより改善を図る対応をします。

  • かぶせものへのプラーク付着

被せ物をプラークがつきにくい形状にして、歯ブラシや歯間ブラシやフロスにより清掃性を高める必要がある。

他にも

メインテナンスにおけるインプラントの清掃、インプラント体に付着したプラークや歯石は専用器具等を用いて除去し,補綴装置は研磨する。ネジで固定するタイプのインプラントでは補綴装置を取り出し専用機械で洗浄を行うこともできます。

頻繁に取り外すことは逆に歯肉等の損傷につながりますし、歯科医師の考え方にもよります。

医院へ訪問する定期的なメインテナンスの間隔は,口腔清掃状態の良好な場合やインプラント・被せもの、歯肉に炎症等がないあら、一般的には4から6カ月間隔が適切とされていますが、患者の全身状態や健康な歯の周辺歯肉の状態やインプラント周辺歯肉の状態,歯磨きができているかどうか等により、メインテナンスの間隔は、1カ月から3カ月ように短い間隔になる場合もあります。

まとめ

ちょっと難しい単語もあったと思いますが、過去の文章にて詳しく説明もしていますのでその記事も併せてお読みいただければご理解いただけるかと思います。

また大分分かりやすい言葉に変換していますので治療される歯科医師の考え方と齟齬が出る可能性もありますので、ご理解ください。(逆に分かりにくくなってるかもごめんなさい)

結論として、

メインテナンス期間を短くして高額なメインテナンスを取られる!!とお考えが正しい場合もありますが、是非ご自身の口腔内の状態を先生にもご確認ください。

歯科医師の考え方により、メインテナンスを小まめに行うことを大事なことだとお考えの先生もいらっしゃいますので一概には言えません。

この先生とは合わないと考えられる場合は、是非他の医院へ相談され、メインテナンスの頻度と金額をご確認されるのも一つかと思います。

金額の安いインプラントは有名なインプラントではない可能性が高く、そのインプラントに合うネジがなく、他の医院さんへに診てもらえないという事例も起こってしまい医院さんに受け入れられないかもしれませのでご注意くださいね。
ある程度有名なインプラントを最初は埋入された方が良いと思います!
5年後、10年後のインプラントの生存率に、インプラントブランドが深く関与します。
その時は安く済んだとしても後々お金がかかるってこともありえます。
この辺はまた機会があればご説明させていただきます。

何がお伝えしたいかと言いますと、ご自身のメインテナンスを確り行ってほしいということと、インプラントを入れる前に、細かく確認をして納得されて手術されることをお勧めします。その時点で納得されていないならば不満が溜まりどこかで齟齬が出てしまうかもしれません。
安さよりも有名なインプラントメーカーのインプラントを埋入しましょう。

それでは皆様また別の記事でお会いしましょー!DEBUOJIでした!!

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