【最長40年⁉】インプラントの寿命

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みなさんはインプラントの平均寿命をご存知ですか?
より天然の歯に近いとされているインプラントですが、どのくらいの期間使用することができるのでしょうか?
できれば1日でも長く使い続けたいですよね。

本記事では、インプラントの平均寿命や、寿命を縮めてしまう危険行為や長持ちさせるためのポイントを解説していきます。

この記事はこんな方におすすめ
・インプラントを検討中のかた
・すでにインプラントを使用しているかた

平均残存率(平均寿命)

現在も主流として使用されているチタン製のインプラントが初めて臨床応用されたのは1965年のこと。
当時、チタンと骨が結合することを発見したブローネマルク教授によって埋め込まれたインプラントは、患者さんが亡くなるまでの40年間問題なく機能していたそうです。


40年とは驚きですね!!!


このように、驚きの40年という記録が残っているインプラントですが、実際には平均でどのくらいの寿命となっているのでしょうか。


術後10~15年間問題なく使用している割合は、上あごで約90%下あごで約94%という調査結果が出ています。
上下で多少の違いはあるものの、90%以上の方が10年以上問題なく機能しているのですね。
また、20年でも7割程度使用できるという報告もあるそうです。

ブリッジ・入れ歯との比較

では、他の治療法はどうでしょうか?

インプラントのように歯を失った際の治療法としてブリッジや入れ歯がありますが、入れ歯は3~5年ブリッジは7~8年が平均寿命と言われています。
平均寿命の点言えば、インプラントが優れた治療であると言えそうですね。

寿命を縮める原因

先述した通り、90%以上の割合で10年以上使用できると言われているインプラントですが、もちろん短い寿命を迎えてしまうケースもあります。
どんな場合に寿命が短くなってしまうのでしょうか。
主に考えられる原因は以下の通りです。

メンテナンス不足
インプラントは人工歯ですので虫歯になることはありませんが、周囲の骨は歯茎が細菌感染を起こすリスクがあります。感染を起こした場合、インプラントを支える歯や歯ぐきが弱ってしまいますので早期に脱離する可能性があります。
そのため、感染予防として定期的なメンテナンスが必須となります。ハミガキなどのホームケアの他に歯科医院で専用の器具を使って細かい部分の汚れを落とし清潔を保っていく必要があるのです。
メンテナンスを疎かにしてしまうと徐々に感染が広がっていく可能性があります。

喫煙
喫煙により口腔内が感染を起こしやすい状態になってしまったり、歯ぐきに必要な酸素や栄養が行き届かず退縮してしまう可能性があります。
特に、術後はインプラントと骨が結合するまでとてもデリケートな時期ですので、この期間に喫煙してしまうと一気にリスクが高まります。

歯ぎしり・食いしばり
歯ぎしりや食いしばりをすることで、インプラントに過度に負荷がかかり破損してしまう可能性があります。

寿命を延ばすためには

このようにインプラントの寿命を縮めてしまう要因はいくつかありますが、そのほとんどが「ある習慣」で防ぐことができるのです。

適切なメンテナンス
前項で解説したように、インプラント後は定期的なメンテナンスが重要となります。
ホームケアだけでは落としきれない汚れを専用の器具を使用して落とす必要があります。
頻度は1~3か月に1回程度が理想ですが、時間が取れない場合でも半年に1回は行くようにしましょう。
また、メンテナンスでは汚れの除去だけでなく、食いしばりの有無やインプラントの状態なもチェックしてもらえますので、万が一何か不具合があったも大事に至る前に対処することができます。

まとめ

今日はインプラントの寿命についてお話していきました。
参考になったでしょうか?
それでは、また次回お会いしましょう!

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