こんにちは、アイです!
みなさん、日頃からお口のメンテナンス頑張っていますか?
大切な歯を1日でも長く使うために、お家でのケアや歯医者さんでのクリーニングを頑張ってますよね。
でも、日頃のメンテナンスが必要なのは天然の歯だけではないのをご存知ですか。
実はインプラントにもメンテナンスが必要なのです!
インプラントって人工の歯だから虫歯にならないし、メンテナスなんて必要ないでしょ!
そう思われる方も少なくないはず。
今日はそんな方にむけてインプラントのメンテナンスの重要性を解説していきます。
メンテナス次第で寿命が短くなってしまうインプラント…
この記事を読んでインプラントを長持ちさせてくださいね!
この記事はこんな方におすすめ!
・インプラントを検討中の方
・お口の中にインプラントがある方
・最近インプラントの調子が悪い方
目次
インプラント後のリスク
さて、インプラントになぜメンテナンスが必要なのか?
メンテナンスいついて知る前にインプラントが抱えるリスクから見ていきましょう。
インプラント周囲炎
インプラント周囲炎とは、インプラントの周りの組織が炎症を起こす疾患です。
歯周病と同じ細菌感染の一種であるため「インプラントの歯周病」などと例えられることもあります。
インプラントの周囲にプラークなどの汚れが付着することで起こりますが、インプラント周囲炎が進むと、インプラントを支えている歯茎や骨がもろくなりインプラントが脱落してしまいます。インプラント治療後に最も避けたいリスクのひとつとも言えます。
なんとも怖い疾患ですね。
しかし、インプラント周囲炎は定期的にプラークを除去することで防ぐことができるのです。
かぶせものの不具合
インプラントは最終的に審美性の高いかぶせものを装着していきます。材質は陶材や金属などさまざまあります。
これらは年々耐久性が高くなりつつありますが、噛み合わせが強すぎる場合や強くぶつけてしまった場合、欠けたり割れてしまう可能性があります。
すぐに気づくことができれば良いのですが、場合によっては気づかずにそのまま生活してしまい、かぶせものがダメになってしまうことがあります。
また、不具合のあるかぶせものを使用していると土台となるインプラントに不可がかかるなどの影響もあります
なるほど、かぶせものにもリスクがあるのですね。
しかし、日頃からメンテナンスすることで小さな異変にきづくことができるので、
大事になる前に防ぐことができますね。
このようにインプラント治療後にはいくつかリスクが存在します。
しかし、どのリスクも適切なメンテナンスを行うことで防いでいくことができるのです。
メンテナンス【ホームケア編】
では次にどのようなメンテナンスが望ましいか解説していきますね。
まず基本のキは自宅でのホームケアですね。
これはみなさん比較的実践している方が多いのではないでしょうか。
最近ではホームケア用品も色々な種類がありますので、一つずつ特徴を見ていきましょう。
ハミガキ
理想は毎食後ですが、難しい場合は最低でも朝晩磨くように心がけましょう。
電動歯ブラシなど種類は多岐にわたりますので自分に合ったアイテムを探してみてください。
デンタルフロス
デンタルフロスとは歯間の汚れを取る糸のことです。
慣れるまではうまく取り扱えない場合がありますが、歯と歯のプラーク除去には最適な方法ですので諦めずにチャレンジしましょう!
歯間ブラシ
歯と歯の間に詰まった汚れを取る専用のブラシです。
フロスの比べ扱いやすのが特徴で、歯のスキマに合わせてサイズの豊富にあります。
サイズの合わない歯間ブラシを使うと歯茎を傷つけてしましますので十分に気を付けましょう。
マウスウォッシュ
とても手軽なため使用している方も多いアイテムです。
しかし、マウスウォッシュだけでは汚れや細菌を除去することはできないため、ハミガキなどの補助アイテムとして使用することが推奨されています。
みなさんはどのアイテムを使用していますか?
ホームケアは毎日コツコツ継続することが大切ですので、自分に合ったケア方法を見つけることが大事ですね。
メンテナンス【歯医者さん編】
ホームケアでのメンテナンスも重要ですが、さらに大切なのが歯医者さんでのメンテナンスです。
私は毎日自宅でコツコツケアしているし、歯医者さんに行かなくて大丈夫!
こんなお話よく聞きます。
しかし、実はハミガキで落とせる汚れは全体のわずか6割と言われているのです。
毎日4割の汚れを残しているのかと思うとゾッとしますね。
この、残ってしまった汚れをキレイに除去するためには専用の器具や薬剤が必要になるのです。
では、歯医者さんではどのようなメンテナンスが行われるか見ていきましょう。
①お口全体のチェック
インプラント以外にも異常がないかお口全体をチェックしていきます。
②インプラントのチェック
インプラントの衛生状態、歯茎、ポケット(※1)、上部構造、噛み合わせ、動揺(※2)などの状態をチェックしていきます。
(※1)・・・歯と歯茎の間の溝。健康な状態だとポケットは2~3㎜程度ですが、
歯周病などの炎症が進むとどんどん深くなります。
(※2)・・・歯の揺れを表すもの。歯やインプラントの土台となる骨が弱くなると、徐々にグラついてきます。
③スケーリング
お口の中全体の汚れを除去していきます。
専用の器具や超音波を使ってハミガキでは落としきれない歯と歯の間や歯茎の中の汚れとキレイにします。
以上が一般的なメンテナンスの流れです。
これ以外にも、必要に応じてインプラント部分のレントゲンを撮影して骨の状態を確認する場合もあります。
このようにメンテナンスを行うことで、お口の中の清潔を保しつつ
異変を早い段階で見つけて対処していくことができるのです。
メンテナンスの頻度と費用
メンテナンスの重要性がわかってきましたね。
では、このメンテナンスをどのくらいの頻度で実施すればよいのでしょうか?
理想のメンテナンス頻度は「3か月に1回」と言われています。
この程度の頻度であれば何とかいけそうな感じがしませんか?
継続させるポイントとしては、「必ず次回の予約を取って帰る」です。
3か月先なので予定がわかったら予約します!と言って帰る方が多いですが、実際に予定がわかる頃には
メンテナンスのことなんてすっかり忘れているのです。
運よく思い出しても既に予定はぎっしりで「また今度でいいか…」となるのが関の山。
ですので、とにかく先に予約を取っておくことが重要です!
お口のメンテナンスには保険が適用になります。
保険内で行う場合は、約3,000円程度が目安となります。
希望に応じて自費のメニューで実施してくれる歯医者さんもありますが、
費用は5,000円~20,000円程度となりますので事前に確認してから行うようにしましょう。
まとめ
以上、メンテナンスについて解説してきましたがいかがだったでしょうか?
インプラント周囲炎やかぶせものの不具合など、インプラント治療後のリスクはとても怖いものです。
貴重な時間とお金をかけて治療したインプラントですから1日でも長く良い状態を維持したいですよね。
そのためにも、日頃のホームケアと歯医者さんでのスペシャルケアを継続していきましょうね。
それでは、また次回お会いしましょう☆